掲示板・吸音壁紙、塗装仕上げ(裏打ち無し)壁紙 壁紙別壁紙施工 施工方法のポイント

掲示板壁紙、吸音壁紙は、塩ビやスポンジ・フェルトを素材とした壁紙。

→ 裏打ちが無いため、壁側に乗りを付けて行う「向こう糊」が基本である。

→ 水分を含んだ途端に縮み出すものもあり、注意が必要。

塗装仕上げ壁紙は、最終的に上から塗料を塗布して仕上げることを目的とする壁紙。

→ ガラス繊維で織ったものや合成樹脂などでできている。

→ 裏打ちが無いため、壁側に糊を付けて行う「向こう糊」が基本である。

養生

糊を塗布する部位の周りをあらかじめマスカーなどで養生する。

準備

あらかじめ採寸割付けをする。

壁紙をカットしておく

水分で縮小するものもあるので注意。

石膏ボードでもシーラーを塗布しておく。

・糊の接着力が強いので貼り起こした時、表面紙剥がすことがある。
また、パテ起こしてしまう事もある。

接着剤選択

向こう糊施工する壁紙には、ウォールボンドEV-30を準備する。

ウォールボンドEV-30

ウォールボンドEV-30

糊付け

糊はウォールボンドEV-30。(向こう糊専用)

1巾分ずつ壁の方へ糊を均一に塗布する。
パテベラなどで糊をたっぷり塗る。

薄すぎないよう多めに塗布。

ローラー均一に塗り伸ばす
砂骨材ローラーを利用すると均一な糊付けが容易にできる。

砂骨材ローラーは塗装用途として利用されている多孔質スポンジローラー

・直径が太い/細いモノ、スポンジの目が荒い/細いモノなど多品種あるため、貼る素材・状況で使い分ける。

砂骨材ローラー

砂骨材ローラー

周囲・コーナー部刷毛で丁寧に糊付けする。
コーナー用途の砂骨材ローラー糊付けが容易にできる。

・周囲・コーナー部の養生はしっかり行う。

・糊が乾くと洗いにくくなるため、使用した道具は速やかに水洗い。(砂骨材ローラーは多孔質スポンジのため、一般のローラーよりも糊落ちが良く洗いやすい。)

砂骨材ローラー コーナー部用

砂骨材ローラー コーナー部用

貼り付け

ジョイント突き付け

ハミ出した糊はすぐに拭き取る。

接着力が強いので乾くと取れない